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どーでもいい話をひとつ。
え~、どーでもいい話をひとつ。


やっと、「冷たい熱帯魚」を見ることができました。


巷ではエログロで注目されているようでしたが、
でんでんさんが主役(実際は吹越さんが主役ですが、
まぁ、でんでんさんでいいと思います。)笑
と園子温監督作品でしたので、これは見ておかないとっ。


確かに表現はエログロでした。

でもね~、屈折していながらも根底に愛が垣間見えるところが
実は園子温監督はとっても純粋な方なんじゃないかって
思ってしまうのです。

それと、人間関係がリアルで
こっちの方がよっぽどグロイと思いましたよ。

人として生きていると、へんな関係性にちらほら出会うでしょ。

気に食わないと大声で怒鳴り散らしたり、
脅したり相手を威圧したり屁理屈を言い倒して
まわりをねじ伏せるタイプとそれに従うタイプ。

もっともらしく理不尽なことを信じ込ませて操るタイプなどなど。

へんな関係性が地球上たくさん存在しているわけで・・・。
オカルトチックな占いとかあれとか、あれとか(笑)
DVとかモラハラとかパワハラとか。


これは、避けられないのかしらね。
できれば静かに暮らしていたいのに、
人生の流れの中で身近で通り過ぎることがあるのです。

そんなへんな関係性でも、当人達は結構幸せで、
映画の中では殺人鬼の夫とその妻。
妻は殺人鬼の夫を健気に尽くす。
死体を切り刻んだり・・・。
グロイですけど、グロすぎて逆に作り物に見えて助かりました。

その尽くしているときの楽しそうで幸せそうな二人。
そんな二人を見ていると、唯一無二のパートナーに出会えた
幸せな人たちなんだろうと思ったりするのです。

殺人鬼の夫とその妻なんて、
良くぞ出会えたなって変に感動してしまったり。
なかなか、自分が幸せでいられるパートナーに出会えるのは
難しいですからねぇ~。(笑)

最後は壮絶ですが、
ある意味ハッピーエンドなんだと思う。

この映画をそんな風に思えるワタクシは
大丈夫だろうかと心配になります。

コレが実際の愛犬家連続殺人事件とどの辺りまで
リンクするかはなぞですが、
園子温監督の作品には愛が見えました。
もちろん実際の事件にはいくら愛が存在していたとしても
擁護するつもりはさらさらないので、あしからずです。

例の本を読んでみようと思いました。



ぽちっとしてにゃんぽちっとしてにゃん
by moonage-day | 2011-11-25 23:37 | 映画
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hibinohanashi
by moonage-day
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